慢性疲労症候群
症状
慢性疲労症候群とは「身体的な疾患」であり、疲労が蓄積された状態である慢性疲労とは別のものです。これまで普通に生活していた人が、原因不明の強い全身倦怠感や、頭痛、微熱、脱力感、また、記憶力や集中力の低下、睡眠障害などを起こし、日常生活にも支障をきたす病態をいい、疾病としてのケアや休養、治療が必要です。
患者全体のうち、6~7割が女性であり、20代~50代のうちに発症するケースが多く、また、アレルギー疾患を併発する患者が多いと言われています。
慢性疲労症候群の症状は人によって様々ですが、具体的な症状としては、風邪やインフルエンザの症状と似ています。症状の重さには個人差があり、また、同じ人でも時期によって現れる症状が異なる場合があります。
慢性疲労症候群によって起こる疲労の度合いは通常の疲労よりはるかに深刻で、買い物や掃除などの日常活動でぐったりしてしまうといった状態が半年以上の長期間にわたって続きます。その他によく見られる症状としては、筋肉痛や関節痛、リンパ節の腫れや痛み、低血圧、また、体温調節がうまくできなくなったり、音や光に対して過敏になったりということもあります。
慢性疲労症候群の発症率は、一千人に数人程度の割合です。慢性的な疲労を訴える人は大勢いますが、そのほとんどは慢性疲労であり、慢性疲労症候群ではありません。
とはいえ、病気ではないからと言ってそのまま放っておくと、いずれは慢性疲労症候群になってしまう恐れがありますので、日頃からしっかりと疲労回復するよう心掛けましょう。