慢性疲労症候群
診断基準
名前の通り、慢性疲労症候群の特徴は慢性的な疲労ですが、「慢性疲労」と「慢性疲労症候群」は、きちんと区別して考える必要があります。
例えば、仕事が忙しくて毎日遅くまで残業している、兼業主婦をしていて一日中身体を休める間がない、などといった、疲労の原因がある程度わかっていて、日常生活を続けられる程度の疲労感である場合は、慢性疲労と呼ばれます。
そのほとんどは、十分な休息をとるなどすれば回復することができ、特別な治療は必要ありません。ただし、慢性疲労から慢性疲労症候群になってしまう場合もありますので、できるだけ疲労を溜めこまないよう、回復を心掛けましょう。
慢性疲労症候群は、精神的ストレスが原因である可能性があると言われる一方、風邪などのウイルス感染をきっかけに発症する場合が多く、現時点では、神経学的、免疫学的に何らかの支障が生じている病気であると考えられています。
以下、日常生活に支障をきたすほどの疲労感が半年以上続くこと、疲労の原因が病気によるものでないこと、厚生省の定めるCFS診断基準にある症状の8項目以上を満たすこと、の三つすべてに当て嵌まると、慢性疲労症候群であると診断されます。また、PS(パフォーマンス・ステイタス)という疲労の程度を評価する指標もありますので、一度調べてみると良いかもしれません。
慢性疲労症候群には、うつ病などの精神疾患を合併している場合も多く、これらを治療することで、慢性疲労症候群の症状改善に繋がることもあります。また、自分では気づかないうちに悪性腫瘍などが進行していて疲れやすくなっている場合もありますので、原因不明の疲労が続いた場合は、まず、内科医を受診してみてください。