疲労のメカニズム
他覚的疲労
自覚的に感じる疲労(疲労感)と、走行時間など、筋肉の運動量等の客観的指標で評価した疲労(疲労度)とでは、同一ではない場合が多くみられます。これは、自覚的に感じる疲労が精神的な要因に大きく左右されることが多いためであり、また、同一の運動量であっても疲労感には個人差が出てきます。
たとえば気持ちが高ぶっているような場合、平常時には疲労を感じるような仕事量をこなしても疲労を感じないことがあります。このことが、疲労についての客観的な判定基準が作りにくい原因にもなっています。
疲れているという自覚はあるものの、自分で疲労の度合いを客観的に判断することは難しいかと思います。そんなときは、国が用意したチェックリストを利用してみるという手段もあります。
このチェックリストは、自覚症状と勤務状況に分かれており、それぞれの項目をチェックし、点数をつけることで、どの程度疲労が溜まっているのかを判定できるようになっています。
また、疲労の他覚的症状を捉えるための検査としては、様々な周波数の点滅した光を目視させ、点滅光として見えるか、一様な連続光として見えるかの境界をなす周波数を求めることにより、疲労または目の異常として評価するフリッカー検査などがありますが、疲労自体は病気ではなく、目に見えるものでもありません。また、個人差もあるため、やはり他覚的に判断するのはとても難しいことです。
疲労は知らず知らずのうちに溜まっていきます。肉体的、精神的を問わず、身体を動かした、疲れた、と思ったら、しっかりと回復させることが大切です。