疲労のメカニズム
酸化ストレス
酸化ストレスとは、「生体内で活性酸素群の生成と消去システムのバランスが乱れ、活性酸素群が過剰になる状態(身体が酸化した状態)」のことで、これは、生体にとって好ましい状態とはいえません。
酸化ストレスは、体内の活性酸素量に比例して増加し、動脈硬化や悪性腫瘍、慢性疲労症候群などの発症に繋がると言われています。活性酸素群は、本来、不要になった細胞の処理や細胞情報の伝達などに際して必要とされる有用なものですが、紫外線や車の排気ガス、喫煙などによっても生成され、これが過剰に増加すると、酸化ストレスも増加し、様々な疾患を引き起こすのです。
生体組織の酸化還元状態が崩れると、過酸化物やフリーラジカルが産生されます。過剰なフリーラジカルによって酸化ストレスの状態に晒されると、様々な細胞内器官がダメージを受け、それが疲労へと繋がります。
疲労は、通常、エネルギーが不足したときに起こりやすいものですが、強い負荷や長時間の負荷を与えられると、たとえ、エネルギー補給が十分であったとしても引き起こされる場合があるのです。特に、栄養供給が十分な現代日本においては、むしろ、この酸化ストレスによって引き起こされることが多いとされています。
酸化ストレスによる疲労を回復するには、イミダゾールジペプチドやビタミンCなどの栄養素を補給することが大切です。
勿論これは、酸化ストレスに限ってではなく、疲労回復全体に対して言えることですが、生体活動に必要な栄養素をきちんと摂取し、心身に適度な休息を与え、また、できるだけ疲労を溜めこまないようにすることが、日常の疲労を回復しやすくし、日々の健康的な生活に繋がるのです。