精神的疲労の回復方法
深呼吸
私たち人間は、疲れが溜まってイライラしたり、精神的に不安定な状態になっていたりする時には、呼吸が浅くなっている場合が多いのだそうです。これでは、十分な酸素が体内に行き渡らず、酸素不足になってしまいます。体内の酸素が不足すると、当然、全身の細胞の活動が弱まり、疲労も蓄積しやすくなります。
深呼吸をすると、身体全体の緊張がほぐれて頭がすっきりとし、また、ゆったりとした気分になります。これは、脳波のα波の周期数が減り、感情が抑えられて落ち着いた精神状態になるためです。
深呼吸には、交感神経の働きを抑え、リラックス神経ともいわれる副交感神経を活発にさせることによって血行を良くし、身体の隅々まで酸素を行き渡らせる効果があります。これにより、細胞の働きを活発にするのです。
また、10分ほど継続して深呼吸を行うと、リラックスホルモンともいわれるセロトニンが増え、精神的疲労を回復する効果があるとも言われています。
ストレスなどで交感神経が活発になると、大量の活性酸素が発生します。活性酸素は細胞を傷つけることで疲労を起こし、疲労物質を発生させます。深呼吸によって十分な酸素が取り入れられると、体内に溜まった疲労物質の分解や除去が促され、疲労回復に繋がります。また、血流が良くなることによって身体の代謝バランスも改善されます。
つまり、深呼吸は、精神的な疲労回復効果だけではなく、肉体的な疲労回復にも効果があるのです。深呼吸には、場所や時間を選ばず、手軽に行うことができるという利点があります。簡単にできる疲労回復方法として、日頃から、ぜひ意識的に行ってみてください。